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dirty ―幾つもの要素が混じり合い
differential ―差異に溢れ
delightful ―喜びに満ちた

そんな風景を、豊かで、生命力や強さのある場所をつくり出したい。

身の回りの建物、街、自然―それら全てを含んだ環境全体が、人にとって豊かであるとはどういうことか。
その答えを思い描こうとするとき、
光と闇があること、
静けさとにぎやかさがあること、
寒さと暖かさがあること、
頑丈な中にしなやかさがあること、
荒々しさと繊細さがあること、
猥雑さと崇高さがあること、
秩序立てることとそこから自由になること、
その全てが決定的に大事であると気付きます。

言い換えれば、私たちを取り巻くものの中に、活き活きとした環境の振れ幅がきちんと存在していることが、それ自体で豊かだということ。その意味で、あらゆる環境要素がひしめき合い、更にそれぞれの要素がもつ両極のあいだでゆらぐことができる状況を維持することは、人間にとって本質的な豊かさをもたらすと考えます。

こうした環境を徹底して実現する為には、あらゆるデザインの過程で極力多角的な角度から、一貫した視点でデザインに取り組むことが重要です。当事務所では、建築、インテリア、家具といった多様なスケールの対象に対する設計、デザインコンサルティングおよび製作監理・施工監理、並びに都市計画における空間デザイン検討といった業務を、個々のプロジェクトを越え、横断的かつ包括的に研究・実践しています。
他分野の専門家との領域横断的なコラボレーションやネットワーキングにも、積極的に取り組んでいます。

更に当事務所では、いまあらゆるデザイン、計画及びものづくりの概念自体を更新/拡張しているデジタルデザインツールや、デジタルファブリケーション、情報通信プラットフォームの技術と、それらに創発されたシステマティックな考え方のモデルを軸に、一見捉えどころのないデザイン、企画、計画の対象を、有機的に統合された関係性の元に定義し直し、提案につなげていく方法を研究しています。
特に、印象、記憶、日常のふとした時間や瞬間的な認識の中にしかないような空間の質 ―雑多さ、複雑さ、境界を意識せずに感じる断片や部分の美しさ、それらが織り成す場所のイメージ、形のない獏然としたイメージ― の一つひとつに細やかな注意をはらい、デザインの対象に取り込んでいく方法を常に模索しています。
そうした一つの意味に収束しないけれども確かに人が豊かさとして享受できるような質を実現していくことが、真に公共性の高い環境の実現に資すると当事務所は考えています。

当事務所のアプローチやプロジェクトにご興味のある方、多角的なデザイン業務の包括的な発注を検討されている方、下記までお気軽にお問い合わせ下さい。どんな小さな/大きな、ありふれた/前例のないプロジェクトにも、必ずある固有性と普遍性を見つけ出し、全力で取り組みます。


合同会社 木内建築計画事務所
〒604-0072 京都市中京区油小路通竹屋町下る橋本町469-1
web:   http://www.toshikatsukiuchi.com
email:  contact@toshikatsukiuchi.com


代表社員 木内俊克




設立 2015年10月1日 (2012年―2015年9月 木内俊克建築計画事務所)
業務内容
1. あらゆるデザイン業務に関わる領域横断的な調査・研究
2. 都市計画における空間デザイン検討
3. 建築設計におけるデザインコンサルティング
4. デジタルデザインコンサルティング
5. 外構のデザイン
6. 屋外パビリオン等工作物のデザイン
7. インテリアならびに家具類のデザイン
8. 舞台美術等のデザイン