こんにゃくはこんにゃくゼリーに似ている



砂山太一、永田康祐と共同制作の展示「あの夕陽まで走って引き返してきました、あるいはムーンウォーク」を構成する一作品として制作したインスタレーション。
『同じになるまでシミュレーションを繰り返す』ルールを仮定、「床の上の透明ビニールシートと青白格子のおもり」、「壁かけのフェルトとアクリルの支持体」が、3次元CAD内の物理シミュレーション上で、力学的均衡において同じ形になるまで、特定の手続きにもとづいてフェルトとビニールシートの間を締め付ける物理シミュレーションを何度でも行う、というプロセスによりデザインされた。

1. ビニールに同じ大きさのおもりをのせてひっぱるシミュレーションをする
2. シミュレーション結果のビニールのかたちを、再びおもりとしてのせ直し、もう一度ゼロから引張り直すシミュレーションをする
3. 出てきたビニールをのかたちを、またおもりとして置き直してのシミュレーションを続け、おもりとビニールが同じかたちになるまで繰り返す





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‘こんにゃくはこんにゃくゼリーに似ている’ 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA「マテリアライジング展Ⅲ」、京都、May 16 ‐ June 21, 2015 © 木内俊克