The 19th International Conference of the Association for Computer-Aided Architectural Design Research in Asia(以下、CAADRIA2014)にて、砂山太一氏、永田康祐氏らと共同で行ったワークショップを通して制作したリサーチワーク。
剛性も重量もばらばらな複数の素材の「コラージュ」により、単独では成立できない、もろく、相互依存的な構造体を動的に均衡させることを目的として制作が行われた。具体的には、
1.マットレス状の空気膜構造をフレームに縛り付けて得られる「しわ」形状を、物理演算によりシミュレーションし、
2.「しわ」としての変形が一定以上大きい部位を点群として抽出、
3a.点群の内的な幾何学的ロジックを分析し、その密度分布をフェルト塊のボリューム構成に変換/肥大化、
3b.縛り付けシミュレーションに用いた引張材から点群へ応力を伝える為のノードのネットワークをFRP板のワッフルストラクチャーの構成に変換/肥大化、
4.これらを3Dプリントされたカスタムスリーブを介し、空気膜構造上のシミュレーションと同位置にテンション材により縛り付け、
5.脆弱な各部位が安定に至るまで、空気膜構造の内圧とテンション材に与える引張力を導入し続ける
といった手続きがとられた。
double bed
_computational (mis)understanding of a material behavior and mutational intervention into it.
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TUTOR : Toshikatsu Kiuchi + Taichi Sunayama + Kosuke Nagata
PARTICIPANT : Shin-ichiro Hinoki, Katrin Jonas, Serder Aydin, Daeho Jung, Jia-Yin Chen
LOCATION :京都工芸繊維大学 PlazaKIT @ CAADRIA2014 Workshop
DATE :2014/05/12 – 13
MATERIAL : 軟質塩化ビニルシート、FRP板、土木用フエルト、ABS樹脂
SUPPORT : 総合資格学院